実験用宇宙ステーションで待っていたのは、１９年前に死んだはずの母親だった・・・・。本作は個人での制作にもかかわらず、カナダ、アメリカ、イスラエル、ドイツ、オーストリアなど世界各国の映画祭・イベントで上映され、その秀逸なストーリーテリングは、ハリウッドリール・インディペンデント・フィルムフェスティバル、TAMAシネマフォーラム、なら国際映画祭など非アニメ系映画祭でのオフィシャルセレクション獲得という折り紙付き。またアニメーション10大映画祭の一つシュトゥットガルト・アニメーション国際映画祭では並み居る海外大手スタジオ作品と並んで長編部門にノミネートされ、その後NIPPON CONNECTIONやPeppermint Anime Festivalなど、ドイツ７都市での上映につながった。キャストにはこの作品との運命的出会いで出演が決まった福島央俐音をはじめ、母親・里見役に『ああっ女神さまっ』の井上喜久子、織音に接触してくる組織のエージェント・青嶋ユリ役には『攻殻機動隊』草薙素子役など、絶大な人気を誇る田中敦子、謎の男“先生”役には『ONE PIECE』サンジ役でおなじみの平田広明など。音楽には90’sビデオゲームミュージックの寵児で現在もバンダイナムコスタジオのサウンドクリエーターとして活躍するKawagenがこの作品のために全曲を書き下ろし。監督は、今回が劇場デビューとなった栗栖直也、たった一人で７年をかけ、執念で完成にこぎつけ、『君の名は』の新海誠監督のデビュー当時を彷彿させると話題となった。新たな才能が紡いだ本格SFサスペンスヒューマンドラマ、是非！！！！