ある朝静かな村で、ウサギのフーがおかしを売りに行こうと家を出ると、何かにつまづいて転んでしまい、売り物のおかしが全部パーになってしまう。急いでおかしを拾い集めるフー。するとその手が何かをつかんだ。それは倒れているサルのおじいさんの足だった。慌てて介抱するフーにおじいさんは、都にいる娘のペニーを探し出し、隠し持っていた“札(ふだ)”を渡してほしいと頼む。それはカンフー界のトップが代々受け継ぐお札で、実はこのおじいさんこそがカンフー界のトップ、シーフー老師なのだ。 |
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そんなことを知る由もないフーに、老師は最後の力を振り絞り、自分の持つカンフーの全てを託し、息絶えてしまった。突然のことで戸惑いながらも、フーは意を決し都へと旅立つ。
一方その頃、都ではシーフー老師が行方不明になり、一番弟子のスラッシュがトップの座に就いたという話題で持ちきりだった。 |