カメラがとらえた心のキズ― 渋谷に“生きる”少女たちの内面を駆け出しのカメラマン(綾野 剛)の眼<レンズ>を通して描く。
近年、若者に向けて制作された邦画としては、最高のキャスティングとなった本作。主演は、いま大注目の若手俳優・綾野 剛。『クローズZEROⅡ』で一躍注目を浴び、昨年も『るろうに剣心』、『ヘルタースケルター』など数々の話題作で主要な役所でキャスティングされ、2013年も大河ドラマ『八重の桜』を皮切りに、今夏話題の『ガッチャマン』の出演等も控えている。写真集も大ヒットし、NHK・BSプレミアムでは2週にわたって彼の特集番組が組まれ(本作も紹介)女性人気も凄まじい勢いで上昇している。ヒロインの少女には、数々の助演女優賞や新人賞にノミネートされた実力派若手女優・佐津川愛美。壊れそうな心を抱えた少女を熱演している。更に、残念ながら他界された大監督・若松孝二に最も愛され、多くの若者にもカリスマ的な支持を得ている役者・井浦 新(当時の芸名ARATA)、出演映画最新作『闇金ウシジマくん』では堕ちていくフリーターを好演した大島優子(AKB48)、雑誌・TVで大活躍し、最も女性の支持を集めるトップ・モデルの藤井リナ、人気急上昇中のイケメン俳優・斎藤 工、そして邦画界の重鎮である石田エリや松田美由紀の素晴らしい演技が映画を引き締めている。原作は「東京漂流」「メメント・モリ」がベストセラーとなり、人気作家となった藤原新也の話題作「渋谷」。写真家でもある藤原はレンズを通して若者たちの心にあるキズを鋭くもやさしく捉え、自身の想いを主人公に投影している。 |