峰岸(石橋 保)は息子が数年前に事故死し、失意の日々を過ごしていた。
ある日峰岸のもとに謎の新興宗教が現れ、「ブタカリ」という箱を置いていく。
その箱に己の肉体の一部を入れることによって救われるというのだ。
それも、憎んでいる人間の名前を呼びながら。
息子の死は四人の男女によるものだと知った峰岸は、加害者の前に現れてブタカリの中に手の指を切り入れる。
そして現れたのは、世にも奇怪な容姿をしたブタカリの精だった。
峰岸の目の前で四人はブタカリの精によって惨殺されてゆく。
これで復讐は終わりを告げたかに見えた。
だが、やがて加害者の一人である女性の恋人、恭次(藤岡英樹)の手にブタカリが渡り、今度は峰岸への復讐が始まる。
ブタカリとは、復讐の連鎖を呼ぶ禁断の呪いの箱だった・・・。