南米:チリ産の、誰も想像しなかった“ゾンビ映画”がやって来る!最近まで軍事政権が続いていた国:チリ。そんな事情を反映したストーリー展開が描写されている。
本作は、既に世界中がゾンビに支配されている所から始まる。南米チリの首都:リオデジャネイロでは、わずかに残った軍隊がゾンビと戦っていた。そんな街中を、ゾンビに対して免疫力のある子供たちが、必至に生き抜こうとしていた・・・・。誰も想像しなかった“ゾンビ映画”という意味は、子供たちが主演の、子供たちの目線で描かれた“ゾンビ・ホラー”であるということ。ゾンビ・ウィルスとゾンビの襲撃により、大人たちは次々とゾンビ化していく。しかし、それに対して免疫力がある子供たちはゾンビにはならない。だが非力な子供たちは何もできず、ただ親や大人たちがゾンビ化していくのを見ているだけしかできなかった。希望の持てない子供たちの前で、街はただただ崩壊してゆくばかりだ。こんなにも切なく、こんなにも荒廃した“ゾンビ・ホラー”は今まであっただろうか?そんな世界観が評価された本作は、2008年ベルギー:ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で正式上映された。 |