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ありあまるごちそう

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ありあまるごちそう 
(原題: WE FEED THE WORLDborder

世界人口70億人に対して人類の食料生産能力120億人分、なのに栄養失調者10億人。
世界が飢えていくメカニズムがわかる。

オーストリアでは毎日、何台ものトラックが1、2日経っただけのパンの山をゴミ処理場に捨てている。それは第2の都市、グラーツ市民全員が食べるのに充分なほど膨大な量で、年間2000トンにものぼる。「食糧に関する権利」の著者ジャン・ジグレールは言う。「スイスでは国民一人当たりの所得が世界2位の豊かな国だが作物は限られており、パンの原材料のうち4/5は輸入に頼っている。主な輸入先はインド。そのインドでは2億人以上の人が栄養失調に苦しんでいる。人類は今や120億人を養えるだけの食料を生産しながら、毎日10万人もの人が飢え死にし、10億人が栄養失調になっているという現実、これは飢えでは無く殺人なのではないか?」徹底した利益追求とコスト削減が生んだ流通のグローバル化が、世界の需要と供給のバランスを大きく崩し、富める国と貧しい人々の格差を刻一刻と広げていく。

本作はフランス、スペイン、ルーマニア、スイス、ブラジル、オーストリアなど世界各国で撮影を敢行、そして国連で活躍する飢餓問題の第一人者ジャン・ジグレール教授や世界最大の食品会社をはじめ、漁師、農家、家畜業者を徹底取材、この飽食の時代に観るべき壮大な食のロードムービーとなっている。世界から7割近くの食料を輸入しながら、途上国5000万人分の食料を廃棄しているニッポンとしては、見逃せない作品だ。

*本作は同時発売作品『フード・インク』と共に劇場宣伝され、共に劇場大ヒットとなった話題作である。

 

     
 
脚本・監督:エルヴィン・ヴァーゲンホーファー
助監督:リサ・ガンサー
撮影:エルヴィン・ヴァーゲンホーファー
録音:リサ・ガンサー、ヘルムート・ユンカー
音響効果:ヘルムート・ノイゲバウワー
プロデューサー:ヘルムート・グラッサー
 
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ジャン・ジグレール
ピーター・ブラベッグ
カール・オトロック

 

ありあまるごちそう
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ありあまるごちそう
 
 
     

ありあまるごちそう
 

【DVD】
発売日: 2011年 10月7日(金)
品番: IM11−0650

2005年
オーストリア
カラー作品
本編96分(予定)
ドルビーデジタル・ステレオ
言語:英語、他
字幕:日本語
音声:英語、他
16:9 LB
片面1層
MPEG−2
特典映像:オリジナル予告編(予定)

 

 

他社発売