タヴァラスとゴメスは、マルセイユでは不良で評判の刑事コンビ。金に困ったゴメスは、非合法のカー・レースで賞金を横取りするなど、荒れた生活を送っている。
一方のタヴァラスは、亡くなった叔父の莫大な遺産を引き継ぐ事になる。しかしそれにはある条件が。
叔父が追いかけていたマナウスのブルー、それは長年フランスとブラジルの両政府が、国の威信をかけて奪い合ってきた世界一のサファイアで、それを捜し出せということだった。
しかも、死んだと思っていたタヴァラスの父親が刑務所で生きており、彼が宝石の隠し場所とそれに関連した国際的秘密を知っているという。
早速、刑務所に乗り込み父親と対面したタヴァラスだったが、相棒のゴメスが宝石の横取りを狙って、タヴァラスの父親を強引に刑務所から連れ出してしまう。
すると今度は、宝石を狙う国際的指名犯である女郎蜘蛛が、謎の組織と共に現れて・・・・。
やがて事態はマフィアやギャング、そして国家をも巻き込んで壮絶な奪い合いへと発展していく。 |