全ての価値観が否定され、神の存在が消えた、ある近い未来。生産の中止により大地は荒れ果て、人々は殺し合いに明け暮れていた。そこを歩く3人の女性は、ある場所にそびえ立つ巨大な建物の頂上を目指していた。
そこの頂上には“絶対的何か”が存在し、その時代を救ってくれるものと信じられていた。
建物を進む彼女たちの目の前には、それを目指したことにより死んでいった者たちが無数に転がっていた。ある者は一人で、ある者は家族で・・・・。
彼女たちの運命はどこに向かうのか?そして死を覚悟して望んだ“絶対的何か”に辿り着くことはでき
るのか?